■ 食事改善のきっかけ:医師に「薬を出しましょうか」と言われた日
49歳のとき、会社の健康診断で中性脂肪が異常値に。かかりつけ医から「血液をサラサラにする薬を出しましょうか?」と勧められたのが、食生活を見直す大きなきっかけでした。
- 中性脂肪:490(基準:40〜149)
- γ-GTP:106(基準:13〜64)
- LD/IFCC:231(基準:123〜222)
当時の私は164cm・58kgで見た目は痩せ型、いわゆる「かくれ肥満」。いつも健康診断で「暴飲暴食していませんか?お酒控えてください」と言われていたのが現実でした。
でも、薬を飲み始めたら一生続く。そう思い、先生に「食事と運動で改善してみせます!」と宣言。
■ 出会った本:「肝臓から脂肪を落とす食事術」
食事改善に向けて出会ったのが、肝臓専門医・尾形哲先生(通称:肝臓先生)の書籍『肝臓から脂肪を落とす食事術』です。

この本では3人の実例(主婦・営業マン・看護師)を通じて、
- 間違ったダイエットの落とし穴
- 糖質と加工食品の影響
- ストレスとの付き合い方
など、脂肪肝を改善する実践的な内容が物語形式で語られています。
脂肪肝は「糖質のとりすぎ」が原因。脂肪が直接の原因ではない
特に「果糖ぶどう糖液糖」への注意は衝撃的でした。
■ 書籍で学んだ肝臓先生の極意5箇条
- 毎日体重を量って記録する
- 甘い飲み物をやめる
- 野菜を増やす
- 糖質を減らす
- 加工食品を減らす
この5箇条をもとに、生活を1つずつ見直しました。
■ 実践したことと変えた習慣
【やめたもの】
- 野菜ジュース、カルピス、加糖紅茶、炭酸飲料など甘い飲み物
- 菓子パンや夕食後の加糖ヨーグルト
- 麺類中心の外食、白米の大盛り
- 晩酌(缶ビール)
- 加工食品(果糖ぶどう糖液糖入り)
【取り入れたこと】
- 飲み物:水、お茶、ブラックコーヒー中心
- 朝食:和食(ご飯半分・納豆・卵・めざし・キャベツ)
- 昼食:外食は定食ベース、ご飯少なめ
- 夕食:ベジファースト+脂質を減らさず糖質をカット
- 野菜を毎食とる習慣
無理な食事制限はせず、“糖質だけを少しずつ減らす”方法にしたことで、ストレスなく継続できました。
■ 3ヶ月で得られた成果と、1年後の数値
実践開始から3ヶ月後(2023年8月)
- 体重:58kg → 53kg(▲5kg)
- 中性脂肪:490 → 209
- γ-GTP:106 → 41
- LD/IFCC:231 → 175
継続1年半後の数値(2025年3月)
- 中性脂肪:162
- γ-GTP:61
- LD/IFCC:178
医師からも「問題なし」と言っていただけました。
■ 続けるコツと自分ルール
- 完璧を目指さない(ラーメンもお酒も“たまに”はOK)
- 食べたくなったら、体調と相談して楽しむ
- 「記録する」ことで自分と対話する習慣を作る
食生活の改善はストイックすぎると続きません。だからこそ「続けられるゆるさ」が大切だと思います。
■ 【まとめ】脂肪肝は“知識と習慣”で改善できる
今回ご紹介したのは、薬に頼らずに脂肪肝を改善した私自身の体験です。もちろん体質による個人差はありますが、
- 自分の体の状態を知ること
- 食べものの成分を知ること
- 続けられる範囲でやってみること
この3つを意識するだけで、体は変わります。
「最近、健康診断が気になるな…」という方には、ぜひ尾形先生の書籍と共にこの実践をおすすめします!
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