51歳、毎日5kmランを1年間続けてわかった“体・心・生活”の変化

2.健康習慣

1.はじめに

1年前のある日、本屋でふと手に取った1冊の本が、自分の生活を大きく変えるきっかけになりました。

その本のタイトルは『運動脳』(アンデシュ・ハンセン著)。

「運動が脳に与える良い影響」や、「ストレス・不安・うつをどう軽減できるか」といったことが、脳科学の視点でわかりやすく解説されていて、立ち読みのつもりがつい読み込んでしまったのを覚えています。

当時の私は、特別に体を動かす習慣もなく、「運動=健康には良さそうだけど面倒」という感覚でした。
それでもこの本をきっかけに、「ちょっと歩いてみようかな」と思い立ち、そこから毎日のウォーキングが始まりました。

そして気づけば1年。今では毎日5kmのランニングがすっかり習慣になり、体も心も生活も、少しずつ変わってきたように感じます。

この記事では、私がランニングを1年間続けてわかった「体・心・生活の変化」や、続けるために大切だったこと、初心者がつまずきやすいポイントなどをまとめていきます。

これから運動を始めてみようかなと思っている方の、ひとつの参考になればうれしいです。

2.最初はウォーキングからだった|3ヶ月で5kmランにたどり着くまで

ランニングを始めたとはいえ、最初から毎日5kmも走れたわけではありません。

当時の私は、運動習慣もなく、「走るなんてしんどそうだなぁ」という感覚でした。

なので、最初の一歩は“ウォーキング”から。

1ヶ月ほどは毎日30分、ゆっくり近所を歩くことを続けていました。
体が少しずつ慣れてきたころ、「今日はちょっと走ってみようかな」と思える日が増えてきて、
徐々に「走る3分/歩く2分」みたいなインターバルも取り入れるようになりました。

それでも最初は5km走るとか無理!って思っていました。

それを少しずつ繰り返していくうちに、ようやく5kmを休まず走れるようになったのは、スタートから3ヶ月以上が経ってからのこと。

初めて走り切れた日の達成感は今でもよく覚えています。
「あ、自分でもここまで来れたんだな」って、少し誇らしい気持ちになりました。

3.『運動脳』に書いてあったことが、自分にも起きた

ランニングを続ける中で、「体の変化」と同じくらい驚いたのが、気持ちの面の変化でした。

朝走った日は、1日のスタートがスッキリして、仕事中も頭がよく回る感じがします。
落ち込んでいた日も、走った後には少しだけ前向きになれている——そんな感覚が何度もありました。

営業という仕事柄、ノルマやプレッシャーを日々感じることも多く、
数字が伸び悩んだり、思うように結果が出ないと、マイナスな感情が重なって気分が沈みそうになることもあります。

そんなときに走ると、不思議と気持ちがほぐれていくんです。
以前は音楽を聴きながら走ることもありましたが、今は何も聴かず、無音で走るのが好きです。

ゆっくり走りながらなんとなく考え事をしたり、
「最近気になっていること」をぼんやり頭の中で整理してみたり。
そうすると、案外いいアイデアが浮かんだりするんですよね。

ふと思い出したのが、ランを始めるきっかけになった『運動脳』(アンデシュ・ハンセン著)のこと。
あの本には、「運動はメンタルにも効く」「ストレスや不安を軽減する効果がある」といったことが脳科学の視点で書かれていました。

正直、最初は「ほんまかいな」と思っていたのですが、
実際に1年間走り続けてみて、「これは本当に効いてる」と感じることが何度もありました。

もちろん、ランニングをしたからといってすべてが解決するわけではありません。
でも、頭がスッキリする・感情が安定する・リセットされる——
そんな“ちょっとした違い”が、毎日を少しずつラクにしてくれたように思います。

続けられた理由は“ギア”と“記録”

■ 足に合うシューズ選びは超重要!2足の実体験

ランニングデビューのときに選んだのは、スイスのブランド「ON(オン)」の**Cloudswift(クラウドスイフト)**というモデル。
軽さとクッション性のバランスがよく、とても走りやすい1足でした。

その後、さらにクッション重視で選んだのが、HOKA ONE ONE(ホカオネオネ)のClifton 9(クリフトン9)
硬いアスファルトを走ると膝にくるタイプの人には、特におすすめできるシューズです。
実際、走ったあとの足へのダメージがかなり軽減されました。

私が愛用している「HOKA Clifton 9」。 クッション性が高く、硬いアスファルトでも膝への負担が軽減されます。

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さらに嬉しいのは、デザインもシンプルでおしゃれなこと。
ブラックやホワイトを選べば、普段履きにも自然に馴染んでくれるんです。
足元にほどよくボリュームが出て、でも主張しすぎないバランス感。

私自身はブラックを選んでいて、走るときだけじゃなく、休みの日もほぼクリフトンばかり履いてます(笑)
履き心地がいいので、つい手に取ってしまうんですよね。

■ ウェアは「高機能&コスパ」の両立が理想

普段はアシックスの速乾性の高いトップスを使っていますが、
意外と侮れないのがワークマンのウェアです。

冬場はワークマンのランニングタイツストレッチ長袖トップスが大活躍。
低価格なのに機能性が高くて、コスパは抜群。ユニクロのスポーツ系ウェアも使いやすいですよ。


■ 早朝・夜間ランの安全対策も忘れずに

朝晩に走ることが多いので、自分の存在をしっかりアピールすることも大事です。

おすすめなのが、Amazonで購入できる蛍光タスキとヘッドライト
どちらも安価で手に入りますし、つけているだけで安全性がグッと高まります。
この2つは「必須アイテム」として強くおすすめしたいですね。

こちらamazonで購入したヘッドライト 1,280円。コスパ良し。USBで充電します。1回の充電で2週間以上点灯します(1日30分のランニング時に使用時) ご購入はこちらから。

夜間早朝のランニングには欠かせません。蛍光タスキ。こちらもAmazon購入品で498円。

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■ 記録は“モチベを支える見える化ツール”

スマートウォッチはApple Watchを使用しています。
ランニングの記録にはNike Run Clubアプリを使っていて、iPhoneと連携することで
距離・ペース・心拍数・消費カロリーなどを自動で記録してくれます。

走行距離や月ごとの合計がグラフで見えるので、
「お、今月けっこう走ってるな」とか「そろそろ落ちてるから戻したいな」といった調整もしやすい。

できればパソコンでデータを取り込んで加工できるとベストですが、
スマホアプリだけでも十分に効果的です。

数字として“積み上がっていく感覚”が、継続の原動力になっています。

こちらがNIKE RUN アプリのスマホ画面です。

2024年9月からスタートしました。現在11ヶ月目。雨の日は走らないので6月は走行距離少なめです。

昨年と比べると平均ペースが上がってますね。

その日1日の詳細データ。アップルウォッチをつけて走っています。距離、平均ペース、時間、消費カロリー、平均心拍数などを自動敵に記録してくれます。

トロフィーやランレベルも。自分のランレベルがあがると嬉しいです。現在私のランレベルはブルー。

忙しくても続けられた理由は「朝型生活」

ランニングを継続するためには、走る時間を確保する必要があります。

最初は夜、夕食後のウォーキングから始めました。ただ夜だと残業や夕食の時間に影響されたり、面倒になってソファでゴロゴロ、決まった時間にウォーキングできず、結果継続しませんでした。

夜型から朝型生活に切り替えることでランニング時間を確保しています。

ランニングスケジュールはこんな感じ

  • 22:00 就寝
  • 5:00 起床
  • 5:00〜5:30 朝食
  • 5:30〜6:00 朝ラン
  • 6:00〜6:30 シャワー、着替え
  • 6:30〜7:30 朝活(今はブログ執筆)
  • 7:30〜出社

朝食後にはすぐに出発できるように、着替えを準備して就寝するといいでしょう。

走る曜日を決めるやり方もありますが、習慣化しづらいのが難点です。私の場合は朝食食べたら、何も考えずに着替えて外に出る、を毎日の習慣にしました。

今日は走ろうかな、休もうかなと考えちゃうと人間ついつい楽な方を選択しますよね。

ただ雨の日はお休みします。

ランニングがもたらした、体・心・生活の変化

ランニングを習慣にしてから、体だけでなく心や生活にも良い変化を感じています。

まず見た目の面では、1年間で体重が約8kg落ちて、現在は50kg台前半。
「少し痩せすぎかも」と感じるくらいスリムにはなりましたが、体が軽くなったことで動きやすくなり、疲れにくくなりました。

心の面では、気分の浮き沈みが少なくなった実感があります。
営業職ということもあり、日々プレッシャーを感じる場面もありますが、
朝ランで頭がスッキリすると「よし、今日もやってみるか」と自然と前向きな気持ちになれるんです。

さらに、生活のリズムも整いました。
早起きして走るようになったことで、夜は自然と眠くなり、睡眠の質も改善。
朝のスタートが気持ちよく切れるので、仕事の集中力も変わってきた気がします。

もちろん、すべてがランニングのおかげとは言いません。
でも、“運動を生活に取り入れる”という小さな習慣が、じわじわと日常を変えてくれたのは間違いありません。

まとめ|「まずは歩くことから」で十分です

ランニングを1年続けてみて感じたのは、**「体を動かすことが、自分の支えになる」**ということでした。

始めた当初は、「5kmも走るなんて無理やろ」と正直思っていました。
でも、ウォーキングから始めて、少しずつステップアップすることで、自然と走れるようになっていた。
振り返ってみると、「続けること」が一番大事だったんだなと感じます。

運動は、体を変えるだけでなく、心にも、生活のリズムにも、じわじわといい影響を与えてくれます。

そして何よりも、「今日もひとつ積み上げられた」という感覚が、自信につながっていく。
それはきっと、どんな年齢でも、どんな体力でも得られるものだと思っています。

これから何か運動を始めてみようかな…という方がいれば、ぜひ**「まずは歩くことから」**をおすすめしたいです。
特別な準備はいりません。今日、今、外に出て10分歩いてみる。
それだけでも、きっと何かが変わり始めるはずです。

(※この投稿は個人の体験をもとにしたものであり、すべての方に効果を保証するものではありません)

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